ロスト・ハイウェイ 1997米 デヴィッド・リンチ ( 映画レビュー )

ある夫婦の下にビデオが届けられるところから始まり、そのビデオは最初は夫婦の外面だったが、だんだん立ち入った内容になり最後は夫が妻を殺害しているビデオになります。そして捕まった夫は別人になり、妻なんだけれど妻ではない女と出合う。

 

話はデヴィッド・リンチらしく普通ではありません。

妻と妻でなくなった妻の、他の男との性描写が印象的です。

 

また、冒頭この夫婦の家のインターフォンに「ディック・ロランドは死んだ」というメッセージが入り、ラストにそれを言ったのは夫だったことが解る展開です。

 

夫が抑圧されていたモノを吐き出す物語だったと解釈しました。

 

妻との性生活、妻が他の男性と性交渉する。その他の抑圧が妻殺しに繋がり、その現実逃避から別人格になる夫。

妻は妻であるけれど他の男の下では妻でいて欲しくないから、妻は妻だけれども妻でなくしてしまう。

 

デヴィッド・リンチらしい映画でした。